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どさんこ田舎者、岐阜でものづくり修行中

北海道遠軽町出身、さのかずや25歳。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)にいます。無茶と繊細さと賢さとバランス感覚。

エンジニアリング(ものづくり)とメディアアート。

tech diary

2月9日分のブログかきます。寝る前に30分ないし1時間を捧げる。継続が大事、という仮説を確かめるための犠牲。ウイニングイレブンばっかりやってたので時間が大事とかもう何も言えません。

ナム・ジュン・パイク

今日は文化庁メディア芸術祭のシンポジウムにいってきた。

「エンジニアリング!ナム・ジュン・パイク
ナム・ジュン・パイク氏の思想やコンセプトを深く理解し、 共同制作者として新たな表現を開拓した阿部修也氏。その活動は、アーティストとエンジニアのコラボレーション、 芸術と技術による新たな表現形態の先駆的実践だと言えます。 本シンポジウムでは、阿部氏とナム・ジュン・パイク氏の共同制作によって 発表された作品群を紹介するほか、受賞作品展にて展示中の 『パイク・アベ・シンセサイザー』(1969年)を中心に 阿部氏本人による解説を行います。 また、エンジニア/アーティストとして、デバイス制作を主軸に、 数多くの広告プロジェクトや作品制作を行う石橋素氏を迎え、阿部氏による創作活動がつなぐ、芸術と技術による表現の変遷を辿ります。


というもの。ナム・ジュン・パイクさんという、60年代からロボットとかブラウン管テレビを使った作品を多く作ったアーティストがいて、その方を技術的にサポートしていた日本人、阿部修也さんのお話。の予定が、体調不良かなにかで阿部さんが欠席。主役不在ながら、ライゾマティクスで活躍している石橋素さんのお話が面白くて、とてもたのしめた。


ナム・ジュン・パイクさんの作品は、たとえばこういうやつ。

BMN 89829 3 백남준k456 - YouTube

2足歩行して、腕を動かして、変なことしゃべったり、おっぱいがすごい勢いで動いたり、排泄までする不思議なロボット。これをほぼ50年前に作ったんだから凄い。このときに技術的なサポートをしたのが、パイクさんと偶然秋葉原のカフェで出会った、当時開局から10年も経っていないTBSの技術部にいた阿部さんらしい。当時のテレビ局といえば最先端の技術が集まる場所で、そんなところにいる最先端のエンジニアが芸術に力を注げば、そりゃー最先端のものができるだろうな、と思う。


エンジニアとアーティスト。

小さい子どももいるのに、パイクさんに付いて当時最先端のTBSを辞めてアメリカに渡る程だった阿部さんだが、ほとんど表に出ることはなく、あくまでパイクさんの裏方だったとのことだ。パイクさんとともに写真に載っても誰と認識されず、かなり間違えられたらしい。当時のアートに関わるエンジニアはそんな不遇の目を見ていたそうだ。今となっては、ライゾマティクスやPARTY、チームラボのようなアーティスト・エンジニア集団がいくつも存在するが、当時はそういった考えはきっとなかったのだろう。

ナム・ジュン・パイクさん、阿部修也さんの話の後に、「エンジニア/アーティスト」の肩書で活躍するライゾマティクスの石橋素さんのお話。アートを実現させるための裏方、という意味では、現代の阿部修也さん的な立ち位置。ライゾマティクスの事例紹介とかがすごく面白かった。かなり技術的な専門用語を多用していた。見た目にはどうやってるのか全然分からないものには、そういったかなりの専門知識が要る技術的に高度な仕組みがあるんだろう。

石橋さんはこんなことを言っていた。

私達は裏方だと思っている。最近(真鍋)大度くんが結構表に出ているけれども、広告塔的に必要があって露出している。裏方の仕事をするためには常に裏方ではダメで、時々表に出て、裏方でいるための仕事をもらう必要がある。表に出てこないエンジニアを無理に表に出す必要はないけど。

あんまりライゾマティクスの人が「裏方」というイメージは強くなかったから、少し意外だった。でも派手な演出の裏方とかすごく面白そうだし、結構好きだ。きっと自分でいろいろやっていくとそういうこともできるんだろうなあ。


なにか「もの」をつくる。

ライゾマティクスの石橋さんの話を聞いて、自分もなにかつくらなきゃ、という欲がばりばりと湧いてきた。こういう面白いものを作る人の共通言語は「作品」であったりするし、自分がなんの作品も作っていないと、そういった人たちと話すこともできなければ、世界に参加することもできない。ということを、先日会ってお話しした若いアーティストの人が言っていた。構想はあるから、実現させないとなあ。

最近はよく「ものづくり」という言葉が乱用されていて、実体のない単なるアプリだとか、何も実現させる前のコンセプトをつくることでさえも「ものづくり」と言われることがある。硬派な「ものづくり」を貫く工学部機械工学専攻出身の僕としては、「ものづくり」という言葉は、何かのデバイスのような「実体のある『もの』づくり」でないと使えない言葉だと思っている。前述の「ものづくり」など、本気で汗かいて実体のあるものを作っている人に失礼だとさえ思う。笑

そういう意味での「もの」を、何か作っていきたいなあ。作らなくては。毎日少しずつやろう。とりあえず秋月電子通商で部品を買う。


これいじってみたい。
赤色ドットマトリクスLED 8x8ドット
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-05163/

結構詳しく書いてそうだから、とりあえず買ってココ参考にしてつくってみよう。
赤色ドットマトリクスLEDを使ってみる
http://www.toyship.org/archives/1209



今日はなんかちょっと固いこと書いたけど、結局普通の意思表明だった。意思表明ならいくらでもできる。実際につくらなくては。手を動かさなくては。



80kidz - SWG
EDMとかダブステとかもっと広げたい。探そう。