どさんこ田舎者、東京でいろいろつくる

北海道遠軽町出身、さのかずや26歳。大学院を経て、再び東京で会社員。無茶と繊細さと賢さとバランス感覚。

【読書】1月読んだ本 〜Jポップとスマートマシンとカフェ経営〜

7冊よみました

なんかもうちょっと読んだような気もしている



■Jポップとは何か―巨大化する音楽産業 (岩波新書)
読了日:1月1日 著者:烏賀陽弘道

Jポップとは何か―巨大化する音楽産業 (岩波新書)

Jポップとは何か―巨大化する音楽産業 (岩波新書)

音楽業界がマーケティングのために生み出した「Jポップ」というガラパゴスジャンルの発生から繁栄に至るまで。テレビ局、レコード会社、広告代理店が連動する状態を指して「Jポップ産業複合体」と呼ぶ話は興味深かった。05年の本だからそれまでの話しかなくて、この10年間の激変はあまりわからない。この10年の話も別の本で補完しなくてはー

「Jポップ」というジャンルが他のジャンルと明らかに違うもので、音楽から生まれたジャンルではなくマーケティングから生まれたジャンルである、というような成り立ちから、90年前後のJポップ草創期から98年にピークを迎えたCDバブル、2000年代初頭の凋落までの日本の音楽産業をすごく詳しく知れる。85〜05年くらいの日本の音楽産業を知りたいならすごくいい本だとおもう。




■嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
読了日:1月3日 著者:岸見一郎,古賀史健

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

アドラー心理学で重要なのは、原因ではなく目的である。真の幸福とは、他者の承認に基づかない、他者貢献を前提に『いま、ここ』を生きることによる貢献感である」
すげー面白い考え方だけど、サラリーマン世界に浸かっていればいるほど、受け入れにくい考え方だとおもった。自分の行動とか思想に落とし込むのも少し時間がかかりそう。でもあらゆる思想の根底にあることで、ぼくの大好きな二村ヒトシさんとか為末さんとかが言ってることにかなり共通点がある。自分の考えには近いのかも。

読みながら、高校の陸上部でよく言われたことをずっと思い出していた。
「『今日は天気が悪くてダメだった』とか、自分の力でどうしようもないことを理由にするな。どんな環境の中でも『自分がどれだけやれたか』だけが大事なんだ」
思えばこの3年間があったから、悪く言うと周りに期待しない、よく言うと自立した行動を取るようになったと感じている。でも会社に入って、1人でやることが全てではないと知って、人にうまくお願いをするのってむずかしいなあと感じている。でもこの本の言葉を借りれば「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」のだから、人にうまく行動してもらえるように、自分のできることをやるのみ、ですね。




スノーピーク「好きなことだけ! 」を仕事にする経営
読了日:1月13日 著者:山井太

スノーピーク「好きなことだけ! 」を仕事にする経営

スノーピーク「好きなことだけ! 」を仕事にする経営

ハイエンドなキャンプ用品メーカー「スノーピーク」のおはなし。キャンプ好きが高じまくって、地元のものづくりと合わさってすごくうまくいっているみたい。社長の力が強そうだけど、ローカル企業ってふつうそうだよな。ブレない目標をつくってやり続けるすごみを感じる。

ぼくの地元もそうだけど、ローカルになればなるほど、高所得層をターゲットにしたほうがうまくいきそうだな。供給量がどうしても少なくなるから、そのほうがいいのかも。そうなると自分が高所得層になる必要があるし、同時に地元がターゲットになりにくくなる。その中でうまく地元と融和していくのが難しそう。雇用を増やすことができれば融和できるのかな。




■スマートマシンがやってくる 情報過多時代の頼れる最強ブレーン
読了日:1月18日 著者:ジョン・E・ケリー3世,スティーブ・ハム

スマートマシンがやってくる 情報過多時代の頼れる最強ブレーン

スマートマシンがやってくる 情報過多時代の頼れる最強ブレーン

「1台のコンピュータが世界中のデータを処理する時代から、データに散りばめられたコンピュータが自ら認識して処理する時代へ」という予言的な本。情報から、情報を噛み砕いた知恵が普及する時代へ。これが広がると、世界的に集積しがちな知恵が世界中に分散して、もっと住む場所が関係なくなってくる気がする。その時代で自分がどう一角を担えるか。

Twitterでフォローしてるライゾマティクスの人が「真鍋さんに出された課題図書」と紹介してたから読んでみた。おもしろかった。株式取引をダイナミックに可視化したメディアアート作品とかも過去にあったし、ライゾマティクスとかがやろうとしているのは、(広義な)ビッグデータからコミュニケーションを生み出すことなのかもしれない。おもしろそーーーーー。

去年流行ってもはや下火になりつつあるビッグデータの、その先を見たい人におすすめの1冊。




■名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)
読了日:1月18日 著者:鈴木康之

名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)

名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)

「良い文章は、幕の内弁当のように無駄がなく整理されているもの」「文章は書くものでなく、読んでもらうもの」「書き上手ではなく、聞き上手になれ」など。コピーライティングに際してエゴは微塵も出してはいけないよ、コピーライターの仕事はお客さんの言いたいことを、お客さんの代わりに、気持ちに訴えかけられるよう説明することだよ、という話。コピーに関わらずあらゆる広告クリエイティブがそうなんだろうな。

コピーライター養成講座で聞いた話とあんまり変わらなかったけど、広告文章の入門書としてすごくわかりやすいとおもう。


▶関連記事

コピーライター養成講座(基礎コース)に通った。 - どさんこ田舎者、広告の会社で働く





サントリー対キリン
読了日:1月24日 著者:永井隆

サントリー対キリン

サントリー対キリン

それぞれの内部の現状とかトピックスについてまとまっているだけで、すごく新鮮なことが書いてある印象はあんまない。でもサントリーとキリンの内部で起きていることとか、サントリー同族経営の内情とか、あんまり知られていないことも深く書いてあって勉強になった。

いまの情勢的にしょうがないのかもしれないけど、サントリーを若干賛美する内容。スノーピークもそうだけど、ブレない戦略をとる会社が強くなってくるのかもしれない。当たり前っちゃ当たり前なのかな。でも一族経営でもない限り相当難しいんだろうな。一族経営の方がこれから重宝されたりするんだろか。サントリーのジムビーム買収の裏の思いとか、今後の海外展開の見込みとかはすごくおもしろいので、興味ある人にはおすすめ。




■カフェが街をつくる
読了日:1月28日 著者:入川ひでと

カフェが街をつくる

カフェが街をつくる

カフェやりたくなったけど、どうしても東京の事例ばかりで、人がたくさんいないと絶対収益上がらないよなぁ…とおもった。田舎でやるなら、特にうちの地元みたいな人がいないのに家賃が高いところは、飲食以外でしっかり稼げるカフェをつくらなきゃいけないだろうな。コミュニティをつくって、そこからお金をつくる。

でも「コミュニティ・カフェ」とか言っちゃうのもなんかダサい。もはやカフェである必要なんかあまりないんだろうけど、「カフェ」の体を持っているほうがお客さんは利用しやすいんだろうな。コミュニティができるまではかなり大変そうだけど、田舎のコミュニティから新しいものを生み出して、それを都会で売る仕組みができてしまえば、自発的に回っていきそうな気はする。



ブログ更新って

むずかしいですね。時間がずえんずえんとれねえー!
もっと工夫してがんばって更新しよ。




♪FACT / miles away

朝に聴くとよく目が醒めます




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