【1】家、羽田、長崎
http://sanokazuya0306.hatenablog.com/entry/2013/10/22/010301
【2】長崎市満喫
http://sanokazuya0306.hatenablog.com/entry/2013/10/24/215648
【3】長崎→佐世保→武雄
http://sanokazuya0306.hatenablog.com/entry/2014/02/07/024517
【4】佐賀県佐賀市の午前3時
http://sanokazuya0306.hatenablog.com/entry/2014/02/16/174332
【5】福岡電車旅、中津からあげ祭。
http://sanokazuya0306.hatenablog.com/entry/2014/02/26/081424
北九州弾丸シリーズよりもっと前のヨーロッパ自転車旅のほうが面白いんじゃないかって気がしてきた。でも書き終えたい。書き終えたらそっちかくぞ。かくぞ。
からあげ片手にローカル線。
3泊4日で5県周回する弾丸九州ツアーも3日目の夕方。中津でいいだけからあげ食べたぼくは、ビールとからあげを携え、ローカル線で友人と待ち合わせしている大分市に向かうのであった。時刻は15時半。9月後半に35度まで達した気温も落ち着きを見せ、秋の涼しさを漂わせ始めている。
しばらく乗るとものすごい田舎の終着駅で乗り換え。次の電車まで1時間。
アメリカ合衆国の様子
駅から出てウロウロしてみる。
のどかにもほどがある
ノーガードすぎる野菜販売所
駅舎。地元の高校生を車で迎えに来たお母さんがいたり。
電車がもう1本きてふたつ隣の駅まではいけた。柳ヶ浦駅。
柳ヶ浦駅を出ると、観光看板が。「五百羅漢像」という、なんかテレビで見たことあるようなたくさんの石仏が並ぶお寺があるらしい。「日本三大五百羅漢」のひとつらしい。初めて聞いたぞ。その場でググったら五百羅漢日本にいっぱいあった。日本三大五百羅漢も諸説あるらしい。Googleが照らし出す真実。こわい時代だ。
そこまで歩く時間はなかったので付近ウロウロに留める。何もない田舎。きっと駅の近くじゃなくてどっか幹線道路沿いにショッピングモールとかあるんだろうな。
たまんない。
住みたい。
そこからさらに1時間。昼の暑さに体力を持っていかれているのでだいぶ眠い。目が覚めたらいい感じの駅だった。大分市での待ち合わせまでまだ時間がある。よし、とりあえずここで降りよう。
とりあえず降りて別府シティ
温泉だーー!!
ググって出てきた駅近の公営温泉「不老泉」だーー!!
別府市には「温泉課」があり、市営の温泉がたくさんあるらしい。なんと入浴料一律100円。この「不老泉」もそのひとつ。相当歴史があるようで、訪れた翌日から取り壊し・再建に入るらしい。受付のおばあちゃんが「もう最後だからお金いいよ〜」と言ってその100円すらまけてくれた。あたたかい。
入ってみると確かに、相当古い。いい味がある古さ。木造で板張りの脱衣所に、コインロッカーもかごもなく、ただ仕切られた棚があるだけ。それでいて暑い日だったからか結構混んでいる。荷物とか盗まれ放題じゃねーか。貴重品は奥底にしまい、お風呂に入る。
ボディソープもシャンプーもなく、石鹸のみ。身体を洗って、頭はお湯で洗って湯船。つま先を浸ける。熱い!熱いよ!浸かれないよ!ゆっくり入る。熱いよ!おじいちゃん隣でバシャバシャしないで熱いよ!でも最高!ヘヴン!
さっと上がると、着替えている最中に携帯を落としたことから、隣で着替えているおじさんと仲良くなった。車で30分くらいのところに住んでるけど、お風呂に入りによく車で別府まで来るらしい。愛されてるなあ別府温泉。でもたしかにぼくが北海道の地元に住んでた時もよく車で30分くらいの温泉には行っていた。田舎における温泉のエンタメ性は堅い。
お風呂を上がってもまだ結構時間があったので、別府温泉街をうろうろ。
タワーがあるとはおもわなんだ
別に分かる
tengu
ネコの多い街、別府。
人慣れしている
街をうろうろしていると、銀色に塗られたお土産物屋さんっぽい看板と"platform01"と書かれた、田舎の商店街にしてはやけにクリエイティブな建物を見つける。気になってググりながら歩いてみる。この旅Googleがなかったら成立してない。
Google先生に聞いてみると、「BEPPU PROJECT」というNPO法人を教えてくれた。
・BEPPU PROJECT
http://www.beppuproject.com/
別府でアート活動をしているNPOらしい。興味深い。さらにしばらく歩くと「永久別府劇場」という建物を見つける。
もとは「A級別府劇場」というストリップ劇場で、4年ほど前に閉館したのを「みかんぐみ」という建築設計事務所とともにリノベーションして、そのまま劇場として使っているらしい。みかんぐみって聞いたことある。クリエイティブ。
最近は別府八湯温泉道、という組織がつくられて、「別府八湯温泉まつり」というお祭りが結構軌道に乗ってきているらしい。
あまり技術や知見のない個々の温泉が「別府八湯」というプラットフォームに乗っかって、ひとつのコミュニティ、お祭りをつくるという形の成功例になりつつあるよう。これまでの商工会とかとどう違うんだろうな。
温泉の入り口で見つけて不思議に思ったけど、別府はタツノコプロで街おこししようとしているらしい。
・エンタテイメントシティ別府
http://www.wakuwaku-beppu.jp/
HPのクオリティはそこそこ高いけど、なんでタツノコなのかとかよく分かんないな。家族連れでもターゲットにしてるんだろうか。
そんなこんなでいい時間。
お風呂あがりの夜にジェラート。
別府。おもしろいまちでした。
そしてすぐ着いた大分市!
駅のトイレがいい感じ
そして大学時代の友人との邂逅
※肖像権保護のため指原加工を施してあります
即 関サバ関アジ
美味しく大分の幸を頂きながら、大分事情や社畜話に花を咲かせるなど。友人の通っていた大分市の予備校はラブホのすぐ横で、ラブホから出てくる高校生・予備校生が散見されたそうな。社畜話は割とエグかったので割愛。笑ぐらいつけておいたほうがよいかもしれない。
ちびちびといいだけ飲んで、友人の終電を見送り、駅から歩いて15分ほどの予約したカプセルホテルへ向かう。なんと1泊2,000円。漫喫か。カプセルホテルとはいえ安すぎる。大分最高。一方で垣間見えるこんだけ安くしないと入らない田舎の現実。複雑な思いの中で安さを享受する貧乏旅行。
その安さで浴場も入り放題。でも別府で温泉入ってたし疲れたから、バーとかも探さず少し支度してすぐ寝た。カプセルホテル従業員の指原莉乃が賃上げを要求しているのを関サバ食べながら見守る夢を見た。嘘です。
次回予告。
最終日。最終回。大分から電車で熊本へ。
熊本で公務員をやっている大学時代の陸上部の友人がガイド。田舎で遊び相手が少なすぎてポケモンマスターへの道をひた走る友人の車で観光名所あちらこちら。夕方の飛行機までのリミットが迫る。しかし熊本の街中は、既に黒いあいつの影で…
3泊4日・北九州弾丸ひとり旅 【最終回】占領都市熊本。
かみんぐすーん