さのかずやブログ

北海道遠軽町からやって参りました、さのかずやと申します

29歳になりました

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8年目の定点観測。


29歳になった

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なぜか根室に行きました


人間は歳を取る。今年も歳を取った。29歳の誕生日を、雪に閉ざされたオホーツクの一軒家の小部屋でひとりで迎えることを、数年前の自分は想像していただろうか。

定点観測7年分を読み直した。今年もあっという間だったけど、振り返るとまだ1年なのか、と思うようなことが多々ある。去年はこんなことを書いていた。

この1年はフリーランスとしてバキバキに動いて、めちゃめちゃ社会のことを学んだ。そして自分がやるべきことも見えてきた1年だった。
ひとつだけ確実に言えることは、1ミリも動かねークソみたいなクライアントワークで消耗するくらいなら、自分で事業やった方がマシということだ。今年はそれをやっていく。


28歳の1年間は、理解ある方々と一緒のクライアントワークをなんとか進めながら、実際に「オホーツクハウス」という事業を自分でつくった。正直全然儲かってない。年に2度しかないピークの1つにコロナが直撃して、いろいろおしまいになった。でも、お金の借り方がわかったし、自分で場所や事業を持つことでできることが見えてきた。それによって次の小さな展開がたくさん起こった。それだけではどうにもならないこと、もっとやっていくために必要なことも、いろいろ見えてきた。

正直結果だけ見れば、かなり停滞したような1年だった。IAMAS1年目、24歳のときのような感じだ。でもそれは、地に足つけたことやるには時間がかかるということの裏返しでもある。北海道を数千キロ走り回って人と会ったって大きな進歩は生まれない。でも最初から、代理店のときの目線と同じくらい遠くを見ていても、個人では何もできはしない。いまの実力と環境でできることと、自分が一番価値を発揮できること、その梯子を掛ける必要がある。

そのための手がかりは、北海道を走り回ったことで、その中で会った人たちのおかげで、少しずつ見えつつある。この1年小さく事業をやれたことで、次にやるべきことは見えてきた。次の一手は見えている。あとは気合とタイミング。時が来るまでにできる準備を全部やる。この1年の間にどこかでそのタイミングは来るだろう。来るようにする。そしてそれはたぶん数年スパンのことになる。28歳の1年で会社を作らなかったことは成功でも失敗でもあると思う。今年は次のステップに進むべきだろう。


28歳の振り返り

1. 腹をくくって会社をつくって、借金or調達して事業を起こす。
2. その事業に収益化とグロースの目処を立てる。
3. ちゃんと味方ができて、人に心を許せるようになる。
4. TIPSをいっぱしの音楽イベントにする。
5. かっこいい大人になる。


1. 腹をくくって会社をつくって、借金or調達して事業を起こす。 → △

会社はつくらなかった。けど公庫からちょっとだけ借金はした。お金の借り方がわかった。いろいろ考えて会社はつくらなかったが、もうつくってもつくらなくても一緒な気がしてきている。


2. その事業に収益化とグロースの目処を立てる。 → ◯

目処は立ったけど時間がかかる。リスクは大きくない分リターンもすくない。そういうことをやっているのだからしょうがない。これはこれで長期的にやりながら、次のステップに進む必要がある。そういうことがわかったのには大きな意味があった。


3. ちゃんと味方ができて、人に心を許せるようになる。 → ◯

全然この目標を意識してはいなかったけど、「さいはて」はこの気持ちをベースにやれた部分が大きかったような気がしている。「人に心を許す」というのはちょっと大げさだけど、「人を信じる」ことは少しずつ出来るようになってきている気がする。

https://www.sanokazuya0306.com/works-article/saihate200125www.sanokazuya0306.com


4. TIPSをいっぱしの音楽イベントにする。 → △

普段と違う環境の人と一緒に何かをやり続けるというのはとっても尊い。尊くて難しい。変化してきているので踏み込めることは踏み込みたい。


5. かっこいい大人になる。 → △

抽象的すぎてよくわからんけど、自分が目指す「かっこいい大人」像に近づけるように努力はしているし、ステップは踏めているのではないかと思う。無闇に刀を抜かず、ただ毎日研ぐ。未来を担う若者に提供できるものことはできるだけ提供する。まだまだできてないけど、少しずつ。「フェイク」に惑わされずに。

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29歳の目標

1. いま計画していることを最優先にやりきる。
2. 無理して自分でやらずに、人に甘える。
3. 友達経済をやりきったときの景色をみる。
4. 刀は抜くべき時、抜くべき相手だけに抜く。
5. 自分の手を動かし続ける。絶対に。


1. いま計画していることを最優先にやりきる。

絶対にやると決めていることは、実現したときに言うのがカッコいい。謎の美学です。
結婚と起業と借金と調達と買収。内緒だよ。見えちゃったら手伝ってね

2. 無理して自分でやらずに、人に甘える。

陸上部だったからか、自分が任されている区間は自分しか頼れない、絶対に最高のパフォーマンスで自分でやりきる、と考えてしまいがち。人生や事業はそういうスポーツではない。凝り固まった考え方を変えるのは時間がかかる。部活やってた人ならではの気合と根性は活かしながら、人を頼って、人に託して、大きな絵を描いて動かしていきたい。それがたぶんおれが一番得意なことだから。ステップを踏む。


3. 友達経済をやりきったときの景色をみる。

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さいはて で見えたことがたくさんあった。28歳で一番よかったことかもしれない。これまで小さなことを積み重ねて28歳になって、やっとやりたかったようなことができた気がしてる。その向こうに、自分がもっとやりたいことをやりたいスケールでやっていくために、何をどうしていったらいいのか。よくわかってないけど、やっていき続けることしかないと思う。たぶん。
別に29歳で理想100%なことをやる必要はない。でも情熱が尽きる前に、3年後、5年後にやるために、今年はどのくらい高いステップを踏むべきなのか。もうちょっと考えます。次もやります。おれはみんなとやりたい。こういうこと言うの苦手だけど!!!


4. 刀は抜くべき時、抜くべき相手だけに抜く。

最近のある夜に話したこと。いつも朗らかに、多少のことで腹を立てず、でも自分が守りたいものを守りきるための刀だけは、いつもよく研いでおく。それを履き違えないように生きていかないといけない。「若いのによく考えてるねえ」みたいなことを言われてきたけど、もう29ともなるとさすがにそうは言われない。年相応だ。それでも30過ぎた大人が自分よりしょうもないこと言っているのは死ぬほど見る。まだDon't Trust Over 30には引っかからないけど、今のうちから。大人になるべきです。


5. 自分の手を動かし続ける。絶対に。

クオリティが問われるようになるごとに、手を動かす以外のことが得意な自分は、自分の手を動かす機会が減ってくる。それでも、自分でやってるヤツとやってないヤツの間にはものすごく大きな壁が、谷がある。クオリティはどうあれ、自分で手を動かす、何かをつくり続けることは絶対にやめないようにする。おれは絶対につくっている側でいたいから。たぶん仕組みを工夫する必要がある。別に全部みんなの目に触れるところでやらなくてもいい、でも手を動かし続けられる仕組みを考える。クラフトのバイブスを信じていく。


New Year Greeting 2020 from kazuya sano on Vimeo.



他者ではなく、自己と向き合う

定期的にやるのだけど、Twitterfacebookのアプリを一回消した。
しばらくWebブラウザからのみ見ていたが、必要なときに不便すぎて再インストールした。それでも眺めている時間は結構減った気がする。その時間で結局Netflixとかゲームとかしているが……
ずっとTwitterを見ていることで得られるものもいろいろあるけど、そうじゃないところで得られるもののほうが本来大きい。そっちにちゃんと時間を使う。メチャ当たり前だけど。本を読み、人と話す。ひとりで考えて、ひとりでアウトプットする。人を巻き込む。巻き込める目的や状況をつくる。わかっているけどできねーんだな。29歳頑張ろう。
オホーツクハウスを始めて、仲のいい人たちを気兼ねなく呼ぶことができるようになった。そういう人たちを自分が好きなところに連れていくことができるようになった。オホーツクハウスで尊敬する友人や後輩や経営者の先輩たちと、夜遅くまで気兼ねなく飲みながらじっくり話す、ということができている。これってめちゃくちゃ意味がある気がしている。

もう29歳なんだなほんとに。人の力を借りる。借りられるだけの動きをする。そして次のステップを踏む。28歳は事業の現実を知りました。29歳は現実と向き合い、真っ向から勝負を挑もうと思う。
29歳のさのかずやもよろしくお願いいたします。


ああなんかもう恥ずかしいくらい いけるような気がしてる
前に進め 前に進め 不規則な生活リズムで