さのかずやブログ

北海道遠軽町からやって参りました、さのかずやと申します

31歳になりました

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「30歳を過ぎると誕生日がうれしくなくなる」という話はよく聞くが、マジで歳を重ねるのがどうでも良くなった。あまりいい気がしない。もう死に向かっている感じ。でもそれも含めて「今年1年生きられてよかったね」という日なんだろう。「30歳を超えるとあっという間だよ」ともよく聞くが、本当にそうなんだろうな。



いい1年だった

30歳の1年をざっくりと振り返るとそのように思う。30歳にしてめちゃくちゃ挫折した。こう見えて(大企業をすぐやめたり見込みなしに独立したりする割には)あまりリスクを取ってこない人生だったが、どうせだしリスクの少ない道から飛び降りてギアを入れてみたらどうなるんやろ、と思ってやってみたら全然ダメだった。去年の記事を振り返ると「停滞した1年だった」と書いていたが、停滞を乗り越えようと思って飛び込んでみたらすぐメタメタになった。ものの2,3ヶ月で。
挫折の原因について振り返ってみた。スタートアップとは「崖から飛び降りながら飛行機を組み立てるようなもの」とLinkedin創業者のリード・ホフマンは言った。自分は基本的に追い風が吹いてないけどおもろそうな道を登りたくなるタイプなので、崖から飛び降りても追い風が吹かない確率の方が高い。これまで度々飛び降りてみたがだいたい吹いていなかった。もしくは吹いている道が面白そうに感じられなかった。そう考えると、崖から飛び降りる以外の方法を取るほうが自分に向いているかもしれない。崖から飛び降りずに飛行機を組み立てるほうが性に合ってるかもしれない。いい例えが思い浮かびませんね。
無理して最短ルートを進むより、回り道をしながら進むほうが自分に向いているかもしれない。事業戦略的に言えばどうみてもEquityよりDebtの調達のほうが向いている。そもそも資金の要らないことしかやってないのにね。そしてどうせ回り道をするのなら、魑魅魍魎が跋扈する最短ルートを走るより、信用できる人、話していてお互いに心地よい人とコミュニケーションを重ね、少しずつやれることを増やす方がいい回り道である。それを30代の始めに、勝負かけていくこの段階で身をもって知ることができたのは、とてもいいことだったと思う。



気の持ちようの変化

鬱を経て、コミュニケーションをあんまり取りたくなくなった。厳密に言えば、面倒なコミュニケーションを進んで放棄するようになった。そうなってみて初めて、「自分は相当面倒なコミュニケーションも今まで無理してやろうとしていたな」ということに気がついた。割とそういうのできるタイプだと思っていたけど、無理していただけだったと思う。
コミュニケーションを取りたくなくなった、コミュニケーションを放棄するようになった、というのは、人との接点を断つとか、コミュニケーションを進んで雑にする、とかそういうこととはまた少し違う。それを証明?するかどうかはわからないけど、齢30にして、「人の悪口を言わない」ということがやっとできるようになった気がする。表でも裏でも。丸くなったのか。抗うつ薬のおかげか。少なくとも「嫌なコミュニケーションを無理して取ることをしなくなった」ということとは大いに関係していると思う。「コミュニケーションを放棄する」というのは、一時的にはいろんな軋轢を生むかもしれないけど、長期的に見れば自分も健全だし、相手も健全。単に合わない人はその時の自分と合わないだけで、自分以外の人なら合うかもしれないし、自分のスタンスが変わればいつか合うかもしれない。と思えるようになった。ただの正当化かもね。それでも自分は、おそらく人生を通して、「義理」や「恩義」が最も大事にしたいもののひとつなので、それはこれからもあんまり変わらないだろうし、そこを大事にできる人とちゃんと関わっていきたいと思う。
そういうのも含めて、瞬間の言葉の強さや一時的なマウントで氾濫するSNSに全然興味がなくなった。この記事もたぶんSNSには出さないだろう。祝日なのもあったけどfacebookはついぞ開きさえしなかった。Twitterも営業ツールだと思ってなんとか使ってたけど、なんかもうどうでもよくなったのでTwitterのプロフィールも変えた。

あとはうまくいかなかった飛び降りを経て、「直接顔を合わせられる範囲でやる」ということも決めたことのひとつ。これはひとえに自分のスキルの足りなさゆえだが、完全リモートワークでは本当にどうしようもなくなったときにどうしようもないなということがよくわかった。フルリモートで完全にどうしようもなくなって迷惑かけてしまった人が多々いるし、ただただそこに対して何の手も打てなかった自分がすごく嫌だった。だからオフィスを借りることにしたし、少なくとも定期的に顔を合わせられる人とやっていくことにした。今の自分はそれしかできないと思ったので。
ちゃんと話せる人とちゃんと話して、小さい範囲の良い環境をちゃんとつくっていきたい。まずは自分の周りから。



30歳の振り返り

なんか振り返ってもしょうがないぐらい状況が変わったけれども、一応。

1. 30代の終わりにどうありたいかのイメージを立てる。
2. 「やっていき」の質にこだわる。
3. ちゃんと会社の事業をグロースさせる。
4. ちゃんと感謝を表明する。
5. ちゃんとカッコつける。

1. 30代の終わりにどうありたいかのイメージを立てる。 → ×
30歳のときに思い描いていた31歳の今とは違いすぎているので、なんか「思い描いてもしょうがないな」という気持ちが強まった。やっぱり1年1年やれることをやっていくしかない。とはいえ近視眼的にやっていくと見るべきものが見えなくなるので、それは周りの人の力も借りながら、ある程度遠くのものも見据えてやっていけるようにしたい。


2. 「やっていき」の質にこだわる。  → ◯
こだわった結果の放棄があれこれできた気がするし、鬱で強制的にそうなってしまった気もするが、まあ結果程よい感じにはなっているかと思う。ちょっとずつ足場がためをしていくのが一番近道。


3. ちゃんと会社の事業をグロースさせる。 → ×
これも(結果的に)間違ったグロースをしようとしていたので、できなかったし、できなくてよかったと思う。この1年かけて足場がためをするくらいの気持ちで、じっくり。


4. ちゃんと感謝を表明する。 → ◯
これはちゃんとできるようになった気がする。人に気持ちよく動いてもらうためにどうするか、これまで考えていたけど実践できていなかったことが少しずつできているかも。それも他人に優しくなれたから…というか、自分が快適な方々と仕事ができるようになってストレスが減ったのもあるかも。あとは忙しくないほうが人に優しくなれるね。当たり前だけど。最近ちょっと忙しい感じなので気をつけたい。


5. ちゃんとカッコつける。 → △
身なりには少し気を使うようになってきたけど、なったところでいい服を着るようになったわけでもないし、その金もないので、もうちょっとがんばらないとね。日常使いのかっこいいリュックがほしい。



今年はどうしたいか

これまで具体的に目標を決めてきたが、今年は目標を立てるのをやめようと思う。マインドフルネスの本には「人生でやりたい100のリストをつくったらいいよ」と書いてあったが、ないんだな、それが。悲観的な人間ということではなく元々こうなので、あまりイメージしたことがない。振り返っても、だいたい1年後には目標の前提となるものが変わり続けてきたこの10年。目標を立てることは1年後に思いを馳せる以外の意味がない。気がする。
なので四半期目標を毎回立てて、着実にやっていくことにする。この1-3月から会社でやり始めたが、会社に関わってくれるメンバーにそういうことを共有できるような、そういう範囲を持てたことはとても喜ばしいことである。
31歳、年に1回チャレンジをするとしても、フルスロットルで動けるのはせいぜいあと10回である。これまでいいだけチャレンジして、ある程度成功はしたけど、だいたいは失敗してきた気がするので(失敗のノウハウがかなり溜まっているのは成功ではある)、そろそろいい感じにしたい。ので、今年も今年なりのチャレンジを1つ打ちたい。
「周りの人とやっていく」というチャレンジは、鬱で一度やり直してから少しずついい方向に回ってきている気がする。現状は極めていい方向な気がするので、これからも楽しくやっていきたい。楽しくやっていける範囲でものごとをやっていきたい。鬱は立ち直りかけが一番怖いとはよく聞くので、無理せず、30代はほどほどに。宇多田ヒカル好きの妻からよく聞くけどまだちゃんと見たことないので怒られそう。

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John Gastroを思い出して30分くらい検索してた、John GastroとPUNPEEのFor Youはどこにも音源なさそう



健康に!楽しく!引くほど食べる妻と仕事イスのケツの後ろで寝る猫に感謝!今年もいい1年でありますよう!