どさんこ田舎者、東京でいろいろつくる

北海道遠軽町出身、さのかずや26歳。大学院を経て、再び東京で会社員。無茶と繊細さと賢さとバランス感覚。

2年前に工学部教務に提出した自分のレポートがキレッキレで笑った

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深夜にパソコンを整理してたら見つけた。


見ると、2013年1月7日、8日の日付。

「ラウンドテーブル」という、ぼくが所属していた機械工学科目の4年生向けに、機械系の学生を採用している名だたる大メーカーたちが、人事と主に阪大機械出身のOBを送り込む、いわゆる合同説明会。

もちろん機械系の4年生は9割以上院進学なので、このタイミングでの合説は興味を引くためのものでしかない。しかもぼくは就職が決まっていたので、全然行きたくなかった。

就職直前の1月7日8日だぜ!?!?実家だわ!!!なんで大阪戻らなあかんねん!!!

と激ギレした記憶があります。エセ関西弁で。


そのまま晒します。


おもしろかったので、企業名とかもそのまま。
念のため、会社員である今の自分の見解とは、また私が所属する会社、組織などの見解とは、一切関係がない、ということを書き添えておきます。





平成24年度 機械工学関連分野を知るためのラウンドテーブル レポート


学籍番号  08B09108
研究室   久保研究室
学年    B4
氏名    佐野和哉

訪問した企業名

1月7日(月)
日産自動車株式会社、三菱電機株式会社、新日鐵住金株式会社、住友電気工業株式会社、パナソニック株式会社、帝人株式会社、ダイキン工業
1月8日(火)
いすず自動車株式会社、村田機械株式会社、株式会社小松製作所東洋エンジニアリング株式会社、株式会社クラレ 大阪本社、花王株式会社、三菱重工業株式会社


課題『企業と機械工学』

 この2日間、実際に日本の製造業の最前線で働いている方々をのお話を伺い、日本の製造業のこれまでのかたちや現状の問題点、今後の道を少しだけ垣間見ることができた。
 多くの企業の方々のお話を伺い、今まで勉強してきた機械・材料・流体・熱・制御といった分野の学問が様々な形で応用され、実生活に役立っていることを知った。しかしやはり私自身、応用してつくるもの・役立てることに興味はあっても、学問それ自体には全く興味が持てず、得意でもなく、役立てるためになんとか勉強しようとも思えなかったので、やはり私は「研究者として」企業で働く道を選ぶべきではないと確信することができた。
 1日目に話を伺った中で、私が最も対称的だと感じたのは、三菱電機パナソニックであった。三菱電機は抱え込む多くの優秀な人材を活用し、その幅広い事業展開と先を見据えた戦略で、次々と新規事業に取り組んで本当に様々な分野で利益をあげている印象を受けた。一方パナソニックは、昨期の大赤字に見られるように、たくさんの優秀な人材を抱えながらも、現状として好調な目立つ新規事業もなく、社員の方もこの赤字について「危機感が無かった」というばかりで具体的に今後何をすべきかという考えもないようであったので、先は明るくはないであろうと感じた。
 また、私は既に広告代理店に就職が決まっているので、「理系の人間が広告代理店に行くことについて、何か期待することはあるか」と個人的にBtoCの企業を中心に複数の企業の方々に伺ってみたが、「せっかく理系に来たのに、もったいないね」だとか「うちも宣伝部には理系の人間はいないよ」などと言われ、未だにそういった製造業の(製造業に限った話ではないかもしれないが)上層部に「文系と理系の分業」の考え方が根強く残っていることを感じた。それでは世の中が欲しているまだ見ぬ新しい価値が生まれることはないだろう、と強く感じた。
 1日目の最後に「日本の製造業が変わるためには何が必要になるのか、そのために私たち学生は今何をすべきか」という質問を、23社の方々に向けて投げかけた。最も印象に残ったのは、ダイキンさんの「企業として、変わる覚悟を持つこと」という回答であったが、果たしてここにあるどれだけの企業がその覚悟があるのか疑問であった。また、「学生は何をしておくべきか」ということに対して「英語」以外の回答がなかったことについても、企業の方々が若い人材にさして期待をしていないことを感じた。
 しかし、事前に思っていたほど「製造業に未来はない」ということもなく、今後海外に市場を広げていける会社(ダイキンいすゞなど)はまだまだ成長していくのだろう、と感じた。一方で日本国内に雇用を生み出すことは今後ますます難しくなっていくだろう、とも感じた。
 また、ラウンドテーブルそのものについても、「就職が決まっている人間も強制参加」という点で柔軟性の無さを強く感じた。人数を揃えて企業への体裁を保つ必要も理解しているが、就職が決まっている人間にとってこの時期は1日1日が貴重であり、工学部そのものにも上記のような「古い考え方」や「学生を低く見る風潮」が依然として強く存在していることを感じた。カリキュラムの厳しさも然り、学生をそれだけ大学で勉強に縛り付けておけば、企業の方が質問の答えとして述べていた「勉強だけじゃなく、自発的に考えてコミュニケーションが取れる学生が少ない」ということも当然の報いであるなと強く感じた。もう私とは関係のない事柄になるが、現在博士号取得者が社会で高学歴ワーキングプアとなっているように、修士が余ってしまう時代になったとしたら、「ただ頭がいいだけの人材」では通用しない時代になったとしたら、この大学を出て行く人はおそらく真っ先に社会で必要のない人材となってしまうのだろう。
 日本の製造業が、工学部が、本当に「変わる覚悟を持つ」のはいつになるのだろうか。




感想

  • すっげーウエメセ。
  • でもまじめに考えてる気はする。
  • 言葉の使い回しがいちいち攻撃的でウザい。
  • 回答に困るような質問したなあずいぶん。
  • でもこれに答えられないのもそれはそれであれだな(?)
  • 「理系と文系の分業」じゃなくて、ただ興味がなかったのでは

結論

  • 若いっていいですね。
  • もうちょっと愛を持って核心を突けるようになれればいいですね。





多分このへんの本にめっちゃ影響されてたと思う。
でも普通におもしろかった。
理系と文系の間ぐらいにいる人に強くおすすめ。

理系白書 この国を静かに支える人たち (講談社文庫)

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「理系」という生き方 理系白書2 (講談社文庫)

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迫るアジア どうする日本の研究者 理系白書3 (講談社文庫)

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トランス風味。いけてる