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どさんこ田舎者、東京でいろいろつくる

北海道遠軽町出身、さのかずや26歳。大学院を経て、再び東京で会社員。無茶と繊細さと賢さとバランス感覚。

「テメエは地元に帰ってくるのかよ」にまつわる葛藤について

いろいろと辛くなってきた。


地元を盛り上げるWebメディアを作りたい、と思っていろいろやってきた。



「特定の地域にまつわるクリエイティブ・コミュニティ形成のためのメディアの制作」 さのかずやIAMAS修士研究中間発表


地元で頑張ってるたくさんの人に話を聞いたし、自分でできることも探してきた。自分でできないことはできる人を探してきた。いいレスポンスをもらったり、ときには全く無視されたりしながらなんとかやってきた。でもよくわかんなくなってきた。



自分の中で答えは出てるのに、人からよく言われること、そしてなかなか伝わらないことが、ただひとつだけある。

それは、「テメエは地元に帰ってくるのかよ」ということ。



それだけ遠くから「地元のことをなんとかしたい!」「地元で活動してる人を支えたい」などと言い、いろんな人に勢いだけで当たっているけれど、それは本心からやってるのか?

ていうか、遠くから細々とした活動をやるくらいなら、地元に帰ってきたほうがよっぽど地元のためじゃないのか?お前にはその覚悟がないだけなんじゃないのか?

遠くからやるっていうのは、お前がこの厳しい状況にある地元を捨てる気だから、お前に地元に帰ってくる覚悟がないからじゃないのか?



正直、言いたいことはよくわかるし、そういうふうに突っ込まれるのもよく分かる。
それに対するぼくの回答はこうだ。



きっとぼくが地元に帰ったら、何かしら役に立てることはあるだろう。

でもいまの状態、25歳、東京のそこそこ大きな会社で2年働いて、大学院を卒業した状態で帰ってしまったら、多分、田舎でそこそこ活動している人くらいにしかならない。もちろん田舎にとってそういう人は非常に重要だが、日本全体、世界全体から見ればそんな人はどこの田舎にもいる。

そしてきっと、経験上、そういう人は都会の人から舐められる。都会の人から舐められるレベルの田舎の人は、都会の人も巻き込んでいかなきゃいけないような大きな動きができない。そういう人はきっと、本当の意味で田舎を守り、新しく作っていくことはできない。

それよりは、都会でしっかりと実績を残さなくてはいけない。都会の人にも一目置かれるレベルになってから田舎に帰らないと、ぼくが田舎に帰る意味がない。なぜなら、都会の人も巻き込んだ大きな動きをつくることができない(可能かもしれないが、非常に難しいのではないか)と考えるからだ。



これを直接話すと、わかってくれる人も一定数いる。

でも「一目置かれるレベルの実績って何?」とか「都会の人も巻き込んだ大きな動きって何?」とか「本当に実績積んだらテメエのやりたいことができるの?」とか、ツッコミどころは無数にある。

それでも、少なくとも日本の田舎で、都会の人も巻き込んで活動していくんだとしたら、都会で通用するような実績を残してから帰らないと、絶対に地元に帰る意味が薄れると思っている。これはぼくの中では絶対に曲がらない。

でもこれを話す前にまず「話聞かせてください!」と言いにいくと、断られることが多々ある。覚悟が伝わりにくいし、怪しいからだろう。たぶんぼくもそういう気持ちは多少抱くだろう。それはもうどうしたらいいのかわからない。たぶんそこも、その人に通用する実績が必要なんだろう。



だからまず、こんな状況でも手を貸してくれる人と一緒に、少しでも実績を作らなきゃいけない。来週北海道に帰る。そこからまず今できる範囲で、つくれるものをつくる。
でも正直心折れそう。



とはいえ、この状況、新しいことをやりにくい状況、そこに住んでる人にさえ厳しいのにそこを出て行った人には更に厳しい目線が送られる状況に、なにか一石を投じたくて、地元に関連して活動することを研究対象にしようと思ったのだし、これを始めようと思ったんだ。

なので、なんとか進めようと思う。
全部やった結果間違ってるかもしれないけど、そしたらまたやり直すだけだ。






Batsu & in the blue shirt - With (Cola Splash Remix)