さのかずやブログ

北海道遠軽町からやって参りました、さのかずやと申します

「運命というものは、努力した者に、偶然という橋を架けてくれる」

猟奇的な彼女」より。
なんか意識高そうなタイトルだけど中身は全然そんなことないです。
おしごとのはなしと、アートのはなしと、えいがのはなし。



◆おしごと。コミュ障営業マン。

社会人2回めのお給料もいただきました。
部署配属もされて、現場で仕事をおぼえはじめました。

久しぶりにmac使うと、
command押したいのにCtrlの位置押しちゃうし、
アルファベット入力したいときは左上押しちゃいます。

体育会系なイメージとは大きく離れた静かな部署で、
ひと癖あるけど優しい先輩方に囲まれて、
自分も同じようなひと癖を持つことに気づき始めています。

僕はそれなりに元気です。


地方に行く同期の送別会があった。
みんなの計画力と実行力がすごかった。

今まで、小学校からずっと、
自分はあまりそういうイベントごとには関わらず、
スベってるのをみて「あーあ、やらんくてよかった」
って思うタイプの、性格のひん曲がった人間だった。

今回も、そこまでの意図はなかったけど、
あまり積極的に参加していなかった。
でも今回は本当に凄いクオリティだった。

小中高の文化祭やなんかはもちろん、
大学の学祭なんかよりもはるかに高いレベルのものだった。
メインのメンバーの人数で言えば、
たった10人程度の同期で作り上げたものなのに。


きっと自分もそういうことができるようになりたいんだと思う。
そういう勇気がないだけなんだと思う。
やってみなきゃ、失敗しなきゃ、
何もできるようになるはずないのに。

変えようと思わないと人間変わらない。
人格変えなきゃなぁ。
まずは、バカみたいに挨拶できるようになろうと思う。


まだ仕事の内容なんて全然わからないし、
なんの役にも立てていないけど、
この土日に協力会社の方とお会いして、
「じゃ、また月曜日ね」
と言われたことが、すごく嬉しかった。

まだ全然、名前ぐらいしかわからないのに。
自分もそう言えたらいいな、と思うし、
そう言うことで喜んでもらえればいいな、と思う。



◆アート、表現、ステータス。

今日はふらっとひとりで東京国立近代美術館に行って、
フランシス・ベーコン展を見てきた。
面白かったけど、常設展のモダンアートのほうが面白かった。

なんで自分はモダンアートに惹かれるのだろう?
と考えてみた。


僕は、モダンアートの「訳分からなさ」が好きだ。
ものすごく好きだ。

その「訳分からないもの」が「アート」として、
「優れた表現」として世間一般に認められるところに、
「訳分からん」と言われたい自分と重なって、
居心地の良さを感じるからだろうか?

周りの同期たちと違って、
しゃべることもできないし、コピーも絵も映像もつくれない、
「表現する手段」を何一つ持たない(と思い込んでいる)自分が、
自分の中に本質的に持ちうる何か、との共通点を感じるからだろうか?
「表現する手段」を持ちうる可能性を感じるからだろうか?


僕の尊敬する大学の教授が、
「可能性を残すために、メモは疑問形で終わらせろ」
とおっしゃっていたので、疑問形で終わらせることにする。

映像とか、勉強したいなあ。
でもたぶん、ほんとにやる気があるなら、
「勉強したい」とか言う前にじぶんでやってるんだろうな。
文章書くのは勉強云々のまえにやってるしなあ。

そろそろ覚悟を決めて、何かをやり始める。
ということが、僕には必要なのかもしれない。
そのための時間を確保することも。
そのための友人・知人関係を構築することも。


でもとりあえず、文章が書きたい。
大学卒業前に構想だけつくったやつがあるから、
それをちょっと書いてみようかな。



◆鬱ムービー、晴れムービー。

パーフェクト・ブルー(1998/82分/アニメ)
【主演/監督】岩男潤子/今敏
【キーワード】アイドル、女優、ストーカー

【あらすじ】
人気を博した3人組アイドル・チャムのメンバーだったミマは、脱退して女優活動を始める。
しかしストーカーの影に悩まされ、あまりうまく行かないソロ活動とともに、
かつてのアイドル時代の幻影に悩まされることになる。
ストーカーはインターネットサイトで、ミマのアイドル時代の幻影を作り出し、
ミマは夢と現実の区別がつかない生活に陥る。

【感想メモ】
「自分がわからなくなった」と言ったら、友だちが紹介してくれた。
難しい構造の話だなと思った。グロは苦手。
アイデンティティを確立すること。
「みんなに迷惑かけられない」から、嫌なこともやってしまう自分。
「人は、一貫した記憶だけを頼りに、一貫した自己同一性を信じている」
「私は私だよ」


猟奇的な彼女(2001/My Sassy Girl/122分)
【主演/監督】チョン・ジヒョン/クァク・ジェヨン
【キーワード】ラブコメツンデレ、伏線

【あらすじ】
工学部のぐうたら学生のキョヌは、電車内で酔いつぶれた「彼女」に出会う。
周りに彼氏だと思われ、しょうがなく介抱する。
そこから「彼女」に振り回される日々が始まる。
何度か抵抗を試みるも、しっぺ返しを何度も食らう。
「彼女」の言いなりになりながらも「彼女」の優しさと純粋さに触れ、
その中でも彼女の家族に反対され、微妙な関係が続く。
その後2人は、2年後に再会することを約束して一度関係を清算し、
丘の上の一本の樹の下にタイムカプセルを埋めて別れる。
2年後、その樹の下に彼女は。

【感想メモ】
最後、うわーすげー、って言っちゃった。
こんなクリーンなラブストーリーを久々に観た。
パーフェクト・ブルーを観て荒んだ後だからなおさら。
やっぱり伏線回収系のラブストーリーがすごい好き。
こんなシナリオ書いてみたいなぁ。すごいなー。
どこで思ったんだか忘れたけど、ハルヒを思い出したシーンがあった。
猟奇的な彼女のオマージュになっているところがあるのかもしれない。
そういえば男の名前が似ている。笑
「運命というものは、努力した者に、偶然という橋を架けてくれる」
いい言葉だ。
彼女ほんとかわいい。日本人でリメイクしてくれたりしないかな。
でもモテキとかも、これにインスパイアされてるところはあるんだろうな。
次なんの映画みようかなー。もっかい(500)日のサマーかなー。



◆日曜日、六本木、19時半。

六本木マクドなう。
周りに座る人たちの種類が次々変わっておもしろい。
下ネタしゃべるリーマンだったり、クラブ行く女子大生だったり。
目の前で化粧の濃い鼻ピアスの女性がガッシガッシ櫛通してる。
髪の毛絶対傷むだろそれ…ていうか髪の毛ちぎれまくってるよ…

昨日は同期と六本木でカラオケオールして、5時に帰った。
午前5時に、あんなに街に人が歩いているのは、生まれて初めて見た。
こないだは六本木の吉野家で、
中国人店員と中国人のお客さんが日本語で会話して会計してる不思議な光景を見た。

田舎では有り得ない、東京でも六本木以外ではほとんど有り得ない光景はたくさんありそう。
わりと無理して六本木に住んでよかった、と日々思う。
生活環境ものすごい悪いけど。笑

「雑談力が上がる話し方」という本を読んでいる。
雑談スキルつけたいな。
雑談スキルついたら、ちょっとクラブとか行ってみたい。
六本木だからすぐ行けるし。笑

とりあえず、誰とも抵抗なく話せるようになりたいし、
「話してみたい」と思った人には話しかけられるようにはなりたい。
営業として、あるいはその先営業でなくなったときを考えても、
間違いなくあったら良いスキルだと思うし。


前の女性がマクドの電源使ってコテ当て始めた。
マクドの電源にそういう使い方があるのか…笑


明日は月曜日。部署配属から3週目。
おそらく、イメージが定着する前の最後のチャンス。
思い切って、部署とか関係なく、いろんな人に挨拶しまくってみよう。
とりあえず、でかい声で。

時間を盗まれないように。
優先順位をつけて。
たのしく。



♪弱男/ガガガSP

社会化されなきゃいけない部分と、社会化されてはならない部分。
どっちも大事にしていくために、自分の毒は持ちながら修正していきたい。
ので、来月のガガガSPのライブのチケットをとりました。
ライブまでしゃちくがんばろ。