さのかずやブログ

北海道遠軽町からやって参りました、さのかずやと申します

Google I/O 2015が広告業界にもたらした3つのトピックス

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毎週金曜日に、主に広告業界の人に向けて、メルマガを書いている。
今日のメルマガに書いた内容、なんかもったいないと思ったからブログにも投げる。
もう広告業界にはいないくせに、広告に関連しそうなことを取り上げております。
ていうか花金じゃねーか!広告業界の人とか見てなさそう!




↓メルマガここから




年に一度の発表会「Google I/O


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日本時間の本日未明より、Google I/Oが行われています。
Googleが主に開発者向けに行う、年に一度の最新技術発表会です。
(I/Oは「入出力」を指すIT用語です)
つまり実質、世界の最先端情報技術のお披露目会です。

カンファレンスなので、プレゼンが行われ、座談会が行われているようです。
そのキックオフプレゼンが本日午前中に行われ、全世界に中継されました。
日本語でもまとめ記事が続々と上がっています。
広告業界でも実際に行っている人がいたり、デジタル系の人がチェックして、
社内にも情報が回っているのではないでしょうか。



特に広告業界に影響を与えそうな3つのトピックス!

キックオフのプレゼンでは、たくさんの発表がされました。
新しいAndroidの話、スマートウォッチの話、
音声検索機能の話、写真サービスの話、など…

このカンファレンスが開発者向けだからか、
大部分が進捗の報告という感じで(相当すごいことばかりですが)、
わかりやすく大きなニュースはありませんでした。
が、広告業界に影響を与えそうな3つのトピックスがあったので、
ぜひご紹介できればと思います。



①遅れて来た最強プレイヤー、IoT OS「Brilio」


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IoTのOS、というと、なんか流行りのやつだよなあ、という感じですが、
名前の通りモノのオペレーションを行うシステム、つまり、
これがGoogleが出す、家の真ん中に来るシステムです。
先日Pepperについて触れましたが、このBrilioというシステムが、
Pepperと同じ立ち位置となる可能性があります。
(より正確に言うと、PepperのOSと同じ立ち位置ですね)


※以下過去のメール

IoT社会ではあらゆるものがインターネットに接続されると言われていますが、
ひとつひとつをアプリ立ち上げて操作するのはとても面倒です。
そこで出てくるのが「対人間の統合的なインターフェイスの必要性。
わかりやすく言うと、「家のモノを全部操作してくれるモノ」ですね。
実はこの領域が、現在世界的にかなり熾烈な開発競争になっています。


一番私たちがわかりやすいものでいうと、SoftbankのPepper。
急にロボットに乗り出して話題になりましたが、
かなり前からプロジェクトは進められていたようです。


(略)


なぜ、この「IoTデバイスを束ねる存在」が熾烈な争いになるのか?
たぶん広告業界の方々はピンとくるかと思うのですが、
「その1台を抑えれば、家(施設)の中のあらゆる情報が蓄積できる」
という点が非常に大きいです。


いつどの家電を使ったか、はもちろん、
家の中の温度や湿度、音量や揺れなどのセンサーで感知できる情報、
さらにはデバイスに話しかける使用者の感情なども含めて、
これまで定量的に扱えなかった多くのデータが可視化されるようになります。
様々な弊害は生まれてきそうですが。。。

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まだ「スマホから操作可能」ということ以外、詳細は明かされていませんが、
今後一気に主役となってくる可能性があります。
先日のメールに書いたように、「家の中のデータを司る存在」の競争が、
これから激化してくると思われます。Brilioがそのひとつとして、
何ができるようになってくるのか、動向に注目しておきたいですね。



Google Cardboard 2.0と、語られなかったGoogle Glass


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Google Cardboard」というものが、昨年のGoogle I/Oで発表されました。
とても簡単にいうと、
スマホを入れて使う、ダンボール製の3Dスコープ」です。
Androidスマホを除けば、ただの組み立てダンボールです。
日本でも同様の「ハコスコ」というものが販売されていますね。

ハコスコ参考:http://hacosco.com/

今年はその最新版が発表されました。
年々続くスマホの拡大に応じて、ダンボールを大きくし、
ボタンを押しやすい穴を開けた、というもの。
これだけ安価に3D映像が見られる、というのは、相当敷居を下げています。
教育機関で使われる計画も進められているそう。

いわゆるバーチャルリアリティというと、
Oculusなどの3Dデバイスを思い浮かべることが多いと思います。
やはりこれらに比べると、Google Cardboardは画質などに劣るようですが、
スマホとアプリとダンボール」でどこまで対抗できるのか、
というのはこれからかなり注目されてきそうです。

そして、語られなかったGoogle Glass
1月に一般向けの開発中止が発表されましたが、
今後はGoogle Cardboardに注力されていくのでしょう…
こちらも今後どうなっていくのか、注目があつまるところです。


③自動運転技術もGoogle医療プロジェクトも、まだそこまで進んでなさそう

世界を変える変えると言われ続けているこの2つのプロジェクトですが、
今回のカンファレンスでは自動運転技術の進捗が少し話された程度で、
進められていると言われている医療プロジェクトにも全く触れられていなかったので、
着実に進歩はしていそうですが、
まだ一般に普及するレベルになるには、かなり時間が掛かりそうです。



ということで、夜になってしまいましたが、タイムリーな話をお伝えしました。


参考記事:
http://www.gizmodo.jp/2015/05/google_io_2015.html
http://gigazine.net/news/20150529-google-io-2015/



ひとこと近況報告

昨日は5月の最終木曜日、月に一度の大垣サイファの日でした。
サイファーとは、フリースタイル(即興)ラップの集いのことです。
ラップは全然できませんが、先輩に誘われて参加しました。
高校生の子が主催していて、ライブハウスのラップイベントも主催するなど、
岐阜では割と有名らしく、活動的な子がいるなーと驚きました。

中高生から20代後半まで(普通にラップめっちゃうまい)人々が結構集まっていて、
「高校生ラップ選手権を見て、憧れて始めた」という中高生が多く、
田舎に届くメディアとかコンテンツとか、
自分が中高生の頃のことを思い出したりしました。




↑メルマガここまで



今の中学生は「ラップ好きLINE」に招待されてサイファーにきたり、
女の子はツイキャスやってて知り合った子と仲良くなってサイファーにきたりするそうな。
デジタルネイティブおっかない!すごい!Mixchannel!言いたいだけ!


あ、こういうデジタル系・メディアアート系の話と、
広告に関連しそうな話を毎週金曜日に無料で配信しているので、
もしメルマガ配信希望の方はこちらよりご連絡ください!


https://docs.google.com/forms/d/1C38OYPF026UFDEDWT29iQeAP4v_uAk0guA0Njbyr6SE/viewform?usp=send_form




高校生と何しゃべっていいか分からなかったのが24歳で一番のショックでした。






♪Have a Nice Day! - Scum Park

NATURE DANGER GANGとかハバナイとか聴いてると、パンクとはなんぞや、という迷宮に入ってしまいます。明らかに従来のパンクとは音楽が違うのに、明らかにパンク。なんなんだろうなあこれは。カッコいい…




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